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甘酒

米麹
甘酒とお雛様

◎甘酒は、​

​古くから日本人に親しまれてきた、伝統的な発酵飲料です。発酵という自然の力を利用して、人々の暮らしに深く根ざした文化を感じられます。​

 

◎甘酒の起源は、

古事記には、木花咲耶姫(このはなさくやひめ)が醸した「天甜酒(あまのたむさけ)」や、日本書紀では、「醴酒」が甘酒の起源とされています。

時代が下がるにつれて、庶民にも広まり、夏の暑気払いや、冬の滋養食として、親しまれるようになりました。

 

◎甘酒の種類

甘酒は、蒸した米に麹を加えてから、数時間かけて発酵してできますので「一夜酒(ひとよざけ)」と言われていました。

また酒粕を使った甘酒のことが、山上憶良の歌に「糟湯酒」と記述されています。

甘酒は、アルコールタイプとノンアルコールタイプの2種類があります。

アルコールタイプは、伝統的な甘酒です。

ノンアルコールタイプは、加熱処理によって、アルコール分を飛ばしています。

​◎甘酒の栄養は、

甘酒には、ビタミンB群、アミノ酸、ミネラルなどさまざまな栄養素が、豊富に含まれています。

特に、疲労回復効果や美肌効果が期待できるので、健康志向の人々が、注目しています。

◎「白味噌菌」を米につけて寝かして作った味噌麹の一部を取って甘酒を作っても、甘~くおいしい甘酒ができます。これには、アルコールは、ほとんど含まれていません。

また「乾燥米麹」から作った甘酒にも、アルコールをほとんど含みませんので、アルコールを気にせずに、お楽しみいただけます。

◎最後に、甘酒は、長い歴史の中で培ってきた発酵飲料です。神代の昔から続き、人々の暮らしに根差している、日本の伝統食と言えるでしょう。日々の健康な生活のために、役立ててください。

甘酒と桃の花
甘酒 グラス入り
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